谷尾桜子のブログ

谷尾桜子 1992年4月27日 愛媛県

ボヘミアン・ラプソディの感想。公開初日に見てきました!

 

桜子です。

ボヘミアン・ラプソディ」みてきました。

映画『ボヘミアン・ラプソディ』公式サイト 大ヒット上映中!

 

 

✳︎ネタバレ含みます

 

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結論先言うと、最高でした。泣きました。3回くらい。

大好きな曲たちを映画館で大音量・大迫力で聴けるのも純粋に最高だけど、ストーリーも……切なかった…メアリーのところなんかもめちゃくちゃ胸が締め付けられた…女性だからこそ分かる部分もあったり。でもフレディの立場でも切なかった。妊娠の部分とかは特に。どちらの気持ちもとても切なくて。でもやっぱり愛は複雑で、1つじゃなくて、いろんな形があって、変わっていって。それでいて、たくさん愛してるって言ったって、愛されていたって、やっぱり愛を知らないって言い切るんだ。フレディだって。最期はどうおもったんだろう。亡くなるまでジム・ハットンと恋人だったというのをエンドに書いてあったけど。

 

家族という形や在り方も、そうだよなあって共感できる部分がたくさんあった。私も少し通ずるものがあった。バンドは家族、みたいな部分とかね。

 

メアリーとの出逢いから馴れ初め的なシーン、好きだったなあ。気になるメアリーの働くアパレルに緊張しながら行って、「この服の僕のサイズある?」「レディースよ。」「表記がない!」「そんなこと気にするの?」って言って、お洋服の試着室に一緒に入って、(メアリーが勝手に入ってきた)フレディのお顔に似合うメイクしてあげて。多分当時は今より男性のメイクとか受け入れられにくい時代やったんやないかな。でもそんなの関係なく、「似合うものをしたらいい。男性とか女性とか囚われず、似合う個性は最大限引き出す」みたいな考えがある上でのあの行動だよね。メアリー。素敵な女性だとおもった。「そんなこと気にするの?」の一言だけ放って、あとは実際に働きかけるとこも。ポリシーが透けてみえる言動。言葉で主義を明言するより、ずっとカッコいい。………私がメアリーに惚れた話になったので本題に戻りましょう。

 

 

Queenのレコーディングの様子とか、あの曲が出来た経緯とかもたくさん再現されててワクワクしました。そんで、ディークが好きになりました…あの冷静で温厚な感じ…好き…メンバーの喧嘩が始まったときAnother One Bites the Dustのベースラインを弾き始めて、フレディが「なかなかいいリフじゃん」って言ってそっから喧嘩やめて曲作り始まったあたりとかも、めっちゃよかった。そこで惚れた…ディークかっこよ!!(私の感情はどうでもいい)てかYou're My Best FriendもAnother One Bites the Dustもディークの曲やったんや知らんかった…好き…You're My Best Friend、大好きな曲の1つだけど、映画のディークのイメージからくる想像力で安心感が増し増して、更に大好きになった~。(日本語喋って)

 

We Will Rock Youも、ああいう経緯で作られたんか…とか当時を想像しながら観るとすごく楽しかった。(え、その辺って実話に基づいてるんよね?笑)観客として参加してみたかったーー。こればかりは、叶わぬ夢。

 

ボヘミアン・ラプソディのコーラスはロジャーが少年時代に聖歌隊で磨いた高音(ウィキペディア情報)も生かされてたのかな…めちゃくちゃ高い声何回もレコーディングしてたよね…あのシーンの「ガリレオってだれ!」のセリフで周りを気にせず笑ってしまったよね…(お一人様で来てたんやけどね、一人で笑ってた怖い人だね、気にしないけどね)

 

 

周りの大人やお金の絡んだ「裏切り」とも取れる行動に激怒したフレディはその度に深く傷ついてたんやろうなあ。でも一回は自分から去ったバンドにまた戻れたシーン、すごく良かった。めっちゃ身勝手なことを言ってたし、実際もそういうことたくさんあったんやろうなあ…って思うけど、最終的に「家族だから喧嘩もするだろ?」っていう言葉にストンと納得しちゃった。初めてソロの契約を持ちかけられた時にブチギレしてたシーンも思い出されたからもあるのかな。バンドメンバーにしっかり愛を持ってたのは、滲み出ていたから。まあ、もちろん家族だって許されないことや戻れない物事はあるけども。

メンバーが家族で在ったからこそあのQueenであり、あのフレディ・マーキュリーやったんやなって作品を見て強く思った。

 

 

これは完全におまけだけど猫ちゃんたち、可愛かったなあ。猫ちゃんたちがアップになると無条件に満面の笑みになる自分に気付いたよね。一人でキモ!って客観視しながらも「マスクしてたしセーフ」っていう謎の自分ジャッジ下したよね。

 

 

 

 

フレディ役のレミ・マレックの演技も素晴らしかったな。最初、フレディがまだ空港でバイトしてた無名の時期、「自信はあるけど自信がない、自信があるように見せたい。」みたいなあの若者に多い独特な自尊心と虚栄心・現実の自分との葛藤のような雰囲気と表情、すごく印象的で良かった。その後どんどんロックスターとして風格が出てきて、ステージングも素晴らしかったなあ。

 

インタビュー記事によるとレミ・マレックはフレディの映像やインタビューなどをすべて見尽くすのは前提とし、「フレディは自発的なエンターテイナーだ」と、振付師などつけずに彼のルーツを掘り下げていきながら研究されてたみたいで。こういう誠意やリスペクトが強く、実際に行動出来る方って本当に素敵だなあ。フレディのアクセントを知るために母親の話し方まで研究したという発言には驚きました。物事に正解がないように、研究方法だって無限にあって。突き詰めれば詰めるほど深くなるんだなあ。(わたしもライブの表情や動きや歌とか、我流の謎研究大好きなので分かります)(世界的すごい俳優と自分を一緒にするな)

 

「コピーではなく進化を突き止めようとした」という心意気も素敵。

進化を突き止めるには、研究しかないもんね。それも、いつまでも明確な研究結果のでない、終わりない果てしない研究…そんな気迫や気合、愛情やリスペクトがあったからこそ為せるあのフレディやったんやなあ。

theriver.jp

 

 

 

 

 

 

歌はQueenのマスターテープか、カナダ出身のクリスチャンロック歌手マーク・マーテルの再録によるものだそうです。どれがどっちかとか全然わかんなかったなあ。ずっと心地よく素晴らしかった。ほんっとうに。歌声が聴こえた瞬間から身体がなんかもうフワアーーってなる…好きっていう感情ですね、はい…

rollingstonejapan.com


 

 

フレディがエイズに感染していたことをメンバーに打ち明けるシーンもとても印象的だったし、泣けたなあ。リアルに襲ってくる死の恐怖や身体の痛みは確実にあっただろうけど「病人としては見られたくない。同情されたくない。」と、パフォーマーとして、人として、凛とし続けて。

主演のラミ・マレック

「クイーンは、音楽だけでなく、人間としてのステレオタイプも破壊したんです。彼は、1つのものに縛られることを拒みました。文化的にも時代の先を行っていたと思います。

フレディ・マーキュリーとクイーンがステージ上で見せたもの、音楽を通じて観客とつながっていたもの、それはありのままの自分を見出す力なんです。彼らは、最も自然体の生き様を見せてくれました。人に自由を与え、なりたい自分になることを教えてくれました。誰かを演じるにあたり、また音楽を聴くにあたり、これほどの開放感を覚えたことはありません。」

 

 

と語ってます。

 

「最も自然体な生き様。」すごく良いなあ。

不自然な物事に、異常に違和感を覚えてしまう不器用な私だからこそ、とても響く。

 

「人に自由を与える」とまで大それたことは言えないけれど、

「なりたい自分になる」ことに関してはすごく自信を持って突き進んでいけているな。自分の人生。

 

ああ、なんか今、自分の中で納得した。

 

私は常に未来が最高でいたいし、そうである自信がある。

それは、歳を重ねるごとに得る経験や出逢い・感情によってどんどん「なりたい自分」に近づいていけてると確信があるからなんだな。

 

歳を重ねるにつれて自分の好きな部分が増えてるし、昔になればなるほど自分のことが嫌い。自己嫌悪や後悔の荒らし。(ま、当然今もありますけど…笑)

 

もちろん未来にある自分含めた大事な人の生死についてとか、病気や事故、別れとか。そんな不安とかまだ見ぬ悲しみに途方にくれてしまう意味で未来が怖かったりするけど。大事な人がふえるたびに未来のわかれをおそれて悲しくなったりするけど。

 

それでも生きていくしかなくて、それだったら「なりたい自分」になっていく方がいいじゃん。って。ね。

 

やりたいことやって、なりたい自分になる。

自信を持って突き進んでいけてるなあ。

 

こればかりは本当、周りの環境に恵まれているおかげっていうのも大きい。感謝してます。たくさん愛を受けて育って進んでいけてる私たちだからこそできる、愛の溢れるライブ・音楽・グループをね。創っていかないとね。

 

 

ああ、ボヘミアン・ラプソディの感想のはずが、自分語りの時間長すぎたねえ~笑

ごめんなさいっ。

 

 

フレディが、エイズという病気に侵されても全てを受け入れて自分を突き進み続けた強さ。メンバーのやりきれない気持ち。両方の感情があのシーンからブワァーーっと浮き出てきて涙がたくさん流れたなあ。

 

ライヴエイドのシーン、圧巻だった。

実際の映像を知っていたら、もっと感じる色々な感動があったんやろうなあ。

(ちょっと調べてみたら、リアルタイムで当時の映像を見てた人も当時の映像を見てるかのようだった、と書いてました。)

 

私はフレディの亡くなった次の年に生まれてるのでリアルタイムでバンドの音楽やライブ、生き様を感じることはできなかったけど、こうやって1つの作品になって映画館で見ることができて嬉しいです。

 

もちろん焦点の当て方とか映画として成立させるためとか、様々な面で色んなことはあるだろうと思うけど、私はボヘミアン・ラプソディという映画が創られ、公開されたことにとても感謝!!!

 

作品としても、もちろん大迫力のQueenサウンドも。素晴らしかったー。また見たいな。

(一度の鑑賞でメモ等とらず書いた感想なので、セリフやニュアンスなど違う部分あったらすみませんm(._.)m)

 

 

 

 

キラークイーンがきっかけで、小さい頃からQueenが好きでよく聴きますが

まだまだ知らないことだらけだし、私まだまだもっともっとQueen愛せるな…ってボヘミアン・ラプソディ見て改めて思いました。

 

そしてQueen大好きなQueenファン・マニアの先輩方と仲良くなりたいな、と思いました…

熱い愛を持った人の話を聞くの大好きなのですが、それが自分も大好きなQueenとなるともうダメですね。大好きの過剰。摂取したい。(したいんかい)

 

実は周りにいないんですね、熱烈Queenファンのパイセン。

 

はあ〜当時のいろんなリリースやライブのリアルタイムの話とかめっちゃ聞きたい。

Queen友達、つくろ……

 

 

 まあその前にトライシグナルの!!

11/17の自主企画ライブ@松山サロンキティに向けて頑張る。

そして冬発売予定の1stアルバムもね。

 

もうねーーー走り抜けまくるぞーー

谷尾桜子としての武器を楽しみながらねーー。

 

以上、トライシグナル桜子による、ボヘミアン・ラプソディを見た感想でした~!!!

 

最近のライブ映像と


夢歩き/トライシグナル@新宿red cloth2018.10.21

 

こちらはアコーステックライブの映像


トライシグナル アコーステックlive映像2018.10.20

 

ぜひ見てねーー!

 

トライシグナル

公式HPhttps://www.trisignal-official.com